オペラを楽しむ会 歌劇「仮面舞踏会」開催
2023年5月8日(月)13時30分より第34回「オペラを楽しむ会」が開催された。今回の演目はヴェルディ歌劇「仮面舞踏会」。手持ちのメディアの中からジェームズ・レヴァイン指揮、メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団により1992年1月、メトロポリタン歌劇場におけるライブ収録版を使用した。
主な出演者 :リッカルド(T):ルチアーノ・パヴァロッティ、アメリア(S) :アプリーレ・ミッロ、レナート(Br):レオ・ヌッチ 、
ウルリカ(Ms):フローレンス・クイヴァー、オスカル(S):ハロライン・ブラックウェル、など。
初めに、中野講師からヴェルディが仮面舞踏会を作曲したころの時代背景と初演に至るまでの経過が説明された。そして、全体の流れを維持しながら2時間以内に収まるよういくつかのチャプターを約20分カットしたことが報告されてスタート。
このDVD終演後に、パヴァロッティが登場してすぐに歌ったアリア 「再びあの人に会える」を、ザルツブルグ祝祭大劇場でドミンゴが歌ったアリアと較べて楽しんだ。
オペラ全体の感想:「パヴァロッティがその場その場に合わせて歌うのが見事だった」「全体として迫力満点、圧倒された」「テノールとソプラノが掛け合いで歌っているのに、ハモッテいるのに感動した」「深刻な場面と陽気な場面での歌い方の切り替えも素晴らしかった」「聴き比べではドミンゴの声がやや軽いと感じた」「パヴァロッティは絶頂期を少し過ぎたころだったと思うが素晴らしい」「ドミンゴの方が高音がよく出ていた」などなど。