ジプシー男爵(オペラを楽しむ会#23)

2020年2月19日(水)18時より第23回「オペラを楽しむ会」が開催されました。今回のオペラはヨハン・シュトラウス2世作曲「ジプシー男爵」。初めに中野講師から、『こうもり』に次いで有名であり、シュトラウスの60歳誕生日の前日、1885年10月24日にウィーン
で初演されたこと。モーツアルトの『フィガロの結婚』に近い味わいがあること、等が紹介された。

また、今回は演奏時間が97分なので、カットなしで視聴すること。聴き比べは、第1幕に歌われる「幼くして孤児になった僕は世界中を旅した」「この世でツィゴイナーほど」、第2幕で歌われる「友よ集まれ 戦に行け」の3曲をを選択したことの説明の後、視聴開始。

  • この喜歌劇は、ハンガリーの小説家マウルス・ヨカイの小説を原作とするもので、祖父が残した財宝を探すためハンガリーの田舎に帰ってきた領主の遺児バリンカイが、ジプシーの老婆とその娘(実は高貴な生まれの姫君)ザフィーの手助けで宝物を発見するというストーリーです。

 使用したDVD録画:

  1975年ユニテル・ドイツ作品。指揮:クルト・アイヒホルン、演奏:シュトゥットガルトゥ放送交響楽団、<バリンカイ>:ジークフリート・イェルザレム、<ザッフィ>:エレン・シャーデ、<アルゼーナ>:ジャネット・ペリー、<ジュパン>:イワン・レヴロフ、<オットカール>:V.ブロックマイアー、など

聴き比べは、「幼くして孤児になった僕は世界中を旅した」:ユリウス・パツァーク、「この世でツィゴイナーほど」:ヒルテ・グーデン、「友よ集まれ 戦に行け」:中塚雅敏。

​オペラの感想についての意見交換では、「テンポが速く軽やかで、最後まで飽きることなく楽しめた」「主な演奏者3名の生年月日が自分と同じ1940年代なので、とても身近に感じた」「初めて聴いたが明るく新鮮なワルツとアリアが良かった」「中世のヨーロッパの雰囲気が出ていた」「軽やかなワルツとハンガリーの牧歌的な風景に、自分のヨーロッパ旅行を重ね合わせていた」「ツイゴイナーとはジプシーの意味?ツゴイナー・ワイゼンと同じ?」・・・・等々非常に好評でした。

 

 

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