設立趣旨書

趣旨

高齢者・障がい者が家に閉じこもることなく互いに交流し、生活を楽しみ、生きがいにつなげることのできる場を目指し、平成12年、自宅の空地にプレハブ(24㎡)を建て「街の寄り合い所・うめばたけ」をスタートしました。以来、パソコン教室、英会話教室、朗読教室、麻雀教室、図書室の設置等を通じて近隣の人々や外国人と交流し、お互いの得意技やスキルを教えあったり、パソコンや麻雀を習得したり、英語の歌や朗読、福祉施設での読み聞かせなどの活動を継続してきました。また、無農薬・無化学肥料で育てた自家野菜を朝市で販売したり、近隣小中学校のプール清掃や用水路の浄化等の活動にも参加しています。寄り合い所としてのコミュニティ・カフェの運営実験も行いました。平成23年3月の震災後は、通院、役所の手続き、入浴、買い物などに一人では行けない人々(移動困難者)を支援している県外からの団体に対し、事務所や駐車場の提供などの支援を行っています。

震災から10カ月を経過して、復興のためには一人ひとりの善意や得意技では対応できる限界が見えてきており、個人や関連団体がそれぞれの専門分野の知識・経験を結びつけたり、活動を継続するために協力し合うネットワークが必要とされています。さらには、被災者の自立支援、就労支援などの分野においても、自助と相互助け合いのレベルを高めることが不可欠となっています。

このような状況を踏まえ、特定非営利団体を設立し、これまでの地道で個別な活動に加え、他のボランティア・グループやNPOとネットワークを組んで協力し合い、石巻市の復興と市民の生きがいづくりの為に寄与します。

 

設立に至るまでの経緯

平成12年2月 任意団体「まちの寄り合い所・うめばたけ」を設立し、パソコン教室を開設。

平成14年4月 英会話教室、スマート麻雀塾、朗読教室、などを順次開設。

平成14年5月 「任意団体スマートシニアいしのまき」として、石巻市に団体登録。

平成20年4月 麻雀教室が石巻市公民館山下分館に移転して活動開始。

平成21年4月 図書室を開設。(パソコン教室の一部を利用)

平成22年4月 パソコン教室、朗読教室、英会話教室、図書室を「まちの寄合所・うめばたけ」の

活動とし、「スマートシニアいしのまき(麻雀教室)」を分離。

平成22年5月 EMによる無農薬・無化学肥料で育成した自家野菜販売の朝市(月2回)に参加。

プレハブ(28㎡)購入。図書室移設。 コミュニティ・カフェ「うめばたけ」の実験。

平成23年4月 大震災により「まちの寄り合い所・うめばたけ」の活動を停止。

他県から応援に来ている「移動支援ボランティア Rera」に事務所と駐車スペース

を無償で提供し、また、会員が運転ボランティアとして活動している。

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平成24年1月:世話人会で特定非営利活動法人設立の準備することを確認。

以上

平成24年2月25日

特定非営利活動法人 まちの寄り合い所・うめばたけ

設立代表者

 住所又は居所:宮城県石巻市田道町一丁目1番18号

氏名:伊藤 壽朗